人間には、百八の煩悩があると言われておりますが、その根源は、「おろか、むさぼり、いかり」の三つ(三毒)とされています。 それらは、昔から人間の苦悩の根本原因として問題視されてきましたが、近年はこれにもうひとつの視点を持たなければならない、と思われます。 それは、「市場のフロンティア拡大のために『あおりたてられる欲望』」です。現代の経済システムは、市民に大量消費をあおることによって成り立っているのです。つまり、そのことによって経済成長してゆこうとするのが今の経済の基本的な考え方です。 しかし、そうした経済成長が肝心な「人の幸せ」には結びつかない、ということが明らかにされています。 それどころか、上の図にあるようなさまざまな深刻な問題を引き起こしているのです。

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仏教経済学を提唱したシューマッハーは、今から40年も昔に 「経済成長が善とみなされるのは、貧窮→充足の段階までであってそれを超えて飽満状態は、悪であり破壊的である 」と指摘していた。