仏教心理学会 発表

2015年12月19日、跡見学園大学文京キャンパスで『日本仏教心理学会』というのが、開かれました。

その公開シンポジウムで、パネリストとして招かれ発表させていただきました。

私のテーマは「子ども時代のトラウマに対する仏教心理療法の可能性」

向かって一番左が私です。そして、日蓮宗勧学院嗣学の景山先生、藤枝市立総合病院精神科長の福島先生、浄土真宗高善寺副住職の武田先生(すみません。全員「先生」で統一させていただきました)です。

まず、日本保健大学理事長、元慶応大学医学部精神神経科学准教授の作田勉 先生 の基調講演が、素晴らしかったです。

『仏教及び密教の歴史とNEW STYLE ZEN(密教的座禅)の経験、および、心理学的、哲学的(フッサールの現象学的)応用』

深い内容でした。講演の後30分くらいNEW STYLE ZENを皆で体験しました。嬉しさが、静かにこみ上げてくる感じで、最後に自然と「蓮華印」を結びました。

さて、私のパネリストとしての発表は、子ども時代のトラウマが、いかにその後の人生に大きく影響するか、ということを心理学的、脳科学的、仏教的に説明し、そこから解放される方法のポイントについて述べさせていただきました。

他の先生方のご発表は、とても深く印象に残るものでした。パワポの資料をいただきたいくらいです~(笑) →後日、参加された方からパワポのプリントをいただきました。 

影山先生は、1500年も前の天台大師の「摩訶止観(止観とは、サマタ、ヴィパッサナー瞑想のことです。すでにこの時代に精密に完成していたのですね。)」が、明治はじめまで日本の養生医療にあった、と発表してくださいました。いま米国でヴッパッサナーやマインドフルネスなどが流行っていますが、はるか昔から日本には、確立していたのですが、失ってしまったものなのだそうです。
武田先生は、寺院でカウンセリングを実現している方です。私などは、精神療法に関する仏教の良い可能性のみを述べておりますが、先生の素晴らしいところは、寺院で行う場合の負の部分や注意点を述べられたことです。
特に向かって右から二番目の福島先生(精神科・心療内科医師)の極めて困難な統合失調症を持った方への取り組みには、感動しました。ご自身の命をも顧みずチャレンジして見事心が通い合うまでに回復するに至りました。

ところで後からわかったことですが、何とーーーっ!!!福島先生と私とで共通する患者さん(方)がいらしたのです。その患者さんは、私からすると遠方の方なのですが、福島先生のところとは近い。先生の講演を拝聴しながら、「この先生に診てもらえば良いのに・・・」と思っていたら、まさにその人だったのです!!!!! 先生と私、共通項を持ちながらもたがいに知らない者どうしが、同じシンポジウムの中でしかも隣どうしで発表するなどということがあるのでしょうか?(あるのですね、世界七不思議・・・・・かも?(笑))

※何故、福島先生と私の共通の患者さん(方)となるかと言いますと、医療は、福島先生、仏教的学びが私のところというふうになっております。でもほんらいは、ひとつのものなのでしょうね。そして、これからもっと融合した新たな姿を世に表しなさい、という天からのメッセージなのではないかと思いました。もちろん、それはパネリストの先生方、お出での方々皆様と一緒に・・・・・。